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韓国の健康保険料はどう決まるか、仕組みの整理

韓国の制度で、職場加入者・地域加入者の保険料の計算、給与以外の所得の保険料、被扶養者の要件、退職後の任意継続加入と4月の精算を整理しました。

📚 保険の基礎:何を、なぜ入るのか · 13/15· ⏱ 読了目安 5分 ·情報更新 2026-10-09
📋 基本情報5
保険料率
健康保険料率7.19%、長期療養保険料率は所得の0.9448%(2026年基準)
職場加入者
報酬月額 × 保険料率、会社と勤労者が半分ずつ
地域加入者
所得と財産を点数・金額に換算して賦課
任意継続加入
要件を満たす退職者は最長36か月、職場の保険料水準を維持
注意
料率・基準は毎年変わりうる。国民健康保険公団の案内を確認

健康保険料は誰がどう払うか

韓国の国民健康保険は、国内に住む人が原則として全員加入する社会保険で、保険料は国民健康保険公団が徴収します。加入者は大きく職場加入者と地域加入者に分かれます。会社に雇われた勤労者や事業所の代表などは職場加入者となり、それ以外の自営業者、フリーランス、退職者などは地域加入者となります。職場加入者に生計を頼り、所得と財産が一定の基準以下の家族は被扶養者として登録され、保険料を別に払いません。保険料のかけ方は二つの加入者で違います。職場加入者は受け取る報酬に保険料率を掛けて計算し、地域加入者は所得と財産をあわせて見ます。さらに健康保険料とともに長期療養保険料が加わって請求されます。この仕組みを知っておくと、転職、退職、副業、家族の被扶養者登録など生活が変わったときに、なぜ保険料が変わるのかを理解しやすくなります。

職場加入者:報酬月額 × 保険料率

職場加入者の保険料は、報酬月額に健康保険料率を掛けて計算します。報酬月額は一年間に受け取った報酬を勤務月数で割った月平均額で、非課税の所得はたいてい除かれます。健康保険料率は毎年決められ、2026年基準で7.19%です。この額を会社と勤労者が半分ずつ負担するので、勤労者の分は報酬月額の3.595%になります。公務員や教職員も同じ仕組みですが、負担する主体が異なることがあります。長期療養保険料は健康保険料とは別に計算され、2026年基準の長期療養保険料率は所得の0.9448%で、これも半分ずつ払います。請求書では健康保険料に一定の比率を掛けた金額として示され、比率でいえば健康保険料の約13%の水準です。保険料には月ごとの上限と下限があり、所得が非常に高くても低くてもその範囲内で決まります。料率と上限・下限は毎年変わりうるので、国民健康保険公団と保健福祉部の発表を確認してください。

  • 健康保険料 = 報酬月額 × 7.19%(2026年基準)
  • 勤労者の分は半分、報酬月額の3.595%
  • 長期療養保険料 = 所得の0.9448%、これも半分ずつ(2026年基準)
  • 月ごとの上限・下限がある

給与以外の所得があるとき:所得月額保険料

職場加入者でも、給与以外の所得が多ければ保険料を追加で払います。これを報酬外所得月額保険料、一般に所得月額保険料と呼びます。利子、配当、事業、賃貸、年金、その他の所得といった報酬以外の所得が年2,000万ウォンを超えると、超えた部分を12で割った額に保険料率を掛けて賦課します。この基準は2022年9月の制度改編で引き下げられたものです。報酬月額保険料と違い、所得月額保険料は会社が半分を払ってくれないため本人が全額を負担します。所得の資料は国税庁に申告された前年の所得が基準になるので、今年請求される保険料はたいてい昨年の所得を反映したものです。所得の種類によって反映する割合が異なることがあり、一部の所得は合算から外れることもあります。副業や賃貸の所得が増えた年は、翌年の保険料が増えうることをあらかじめ計算に入れておくとよいでしょう。

地域加入者:所得と財産で決まる

地域加入者には会社がないため、報酬の代わりに所得と財産を基準に保険料を決めます。所得は国税庁の資料で確認された事業、利子、配当、年金、勤労、その他の所得などを反映し、財産は住宅や土地などの不動産の財産税課税標準と賃貸の保証金などを点数に換えて反映します。2022年9月の改編で所得中心の仕組みが強まり、2024年2月分からは財産の基本控除が1億ウォンに増え、自動車にかけていた保険料が廃止されました。そのため同じ所得でも財産が多ければ保険料が高くなり、財産が少なければ所得を中心に決まります。地域加入者の保険料は世帯単位でかけられ、世帯員の所得と財産もあわせて反映され、世帯主に請求されます。新しい所得資料と財産資料は毎年決まった時期に反映され、保険料が調整されます。所得が大きく減った場合は、証明書類を出して調整を申請できる制度があるので公団に問い合わせてみてください。

  • 所得:国税庁の資料に基づく各種所得
  • 財産:財産税課税標準、賃貸の保証金など
  • 財産の基本控除1億ウォン(2024年2月分から)
  • 自動車の保険料は2024年2月分から廃止

被扶養者になるには

被扶養者は、職場加入者に主に生計を頼る配偶者、親、子どもなどの家族で、保険料を別に払わずに健康保険の給付を受けます。そのぶん要件は厳しくなっています。所得要件は、利子、配当、事業、勤労、年金、その他の所得を合わせた年間所得の合計が2,000万ウォン以下でなければならず、事業者登録があって事業所得があると、たいてい認められません。公的年金は所得に含まれるので、年金を受け取る親がこの基準のために被扶養者から外れることがあります。財産要件は財産税の課税標準を基準に見て、一定額を超えると所得に関係なく除外され、その下の区間では所得基準をより低く適用する方式です。兄弟姉妹は基準がさらに厳しくなります。被扶養者から外れると地域加入者に切り替わり、保険料が新たに請求されます。細かい金額と例外は毎年変わりうるので、国民健康保険公団の被扶養者基準の案内で確認してください。

例:月給300万ウォンの会社員の保険料

以下は計算方法を示すための仮定です。報酬月額が300万ウォンの会社員がいるとします。2026年基準の健康保険料率7.19%を当てはめると、健康保険料の総額は300万ウォン × 7.19% = 21万5,700ウォンで、勤労者の分は半分の10万7,850ウォンです。長期療養保険料は300万ウォン × 0.9448% = 2万8,344ウォンで、勤労者の分は約1万4,172ウォンです。合わせると勤労者が毎月払う額は約12万2千ウォンです。実際の請求額はウォン単位の端数処理のため少し違うことがあります。この人に預金の利子と配当の所得が年2,600万ウォンあると仮定すると、2,000万ウォンを超える600万ウォンを12で割った50万ウォンに7.19%を掛けた約3万6千ウォンほどが所得月額の健康保険料として加わり、さらに長期療養保険料がつきます。この部分は会社が分担しないので本人がすべて負担します。所得の種類ごとの反映方法によって実際の金額は変わることがあります。

よくある誤解

健康保険料については誤って伝わっている話が少なくありません。一つ目は、会社に勤めていれば他に所得があっても保険料は給与にだけかかるという考えです。報酬以外の所得が基準を超えると所得月額保険料が加わります。二つ目は、退職すれば保険料がなくなるという誤解です。退職すると地域加入者か被扶養者に変わるだけで、健康保険そのものは続きます。三つ目は、4月に保険料が急に上がるのは誤りだという考えです。たいていは前年の報酬の変動を反映した精算のためです。四つ目は、親は年金を受け取っていても必ず被扶養者にできるという考えです。年金も所得要件に含まれます。

  • 保険料は給与にだけかかる — 給与以外の所得が多ければ追加される
  • 退職すれば保険料が消える — 地域加入者か被扶養者に変わる
  • 4月の値上がりは誤り — たいてい前年の報酬の精算
  • 年金を受ける親も必ず被扶養者 — 年金も所得に含まれる

4月の精算と保険料の点検順序

職場加入者の保険料は、まず前年の報酬を基準に徴収し、年が変わると実際に受け取った報酬と比べて差額を精算します。会社が前年の報酬総額を公団に申告すると、通常は4月分の保険料に精算結果が反映されます。年俸が上がったり成果給を受け取ったりした人は追加で払い、報酬が減った人は返してもらいます。追加の金額が大きければ分けて払う方法もあります。そのため4月の給与明細で健康保険料がいつもと違って見えるのはよくあることです。保険料がおかしいと感じたら、次の順で確かめてみてください。まず自分の加入資格が職場か地域か、被扶養者の登録が正しいかを確認します。次に給与明細の健康保険料と長期療養保険料を分けて見て、精算額が含まれているかを見ます。報酬以外の所得があれば、所得月額保険料の請求が別にあるかを確認します。国民健康保険公団の保険料照会と相談窓口を使えば根拠の資料を見られます。

  • 加入資格(職場・地域)と被扶養者登録を確認
  • 健康保険料と長期療養保険料を分けて見る
  • 4月なら精算額が含まれているか確認
  • 給与以外の所得があれば別の請求を確認
  • 公団の保険料照会・相談で根拠を確認

よくある状況1:退職したら保険料が大きく上がった

退職すると職場加入者の資格を失い、家族の被扶養者になれなければ地域加入者に切り替わります。このとき財産があったり前年の所得が高かったりすると、地域の保険料が会社勤めのときに払っていた本人分より大きくなることがあります。こうした場合のために任意継続加入の制度があります。退職前の18か月の間に職場加入者の資格を保った期間が通算1年以上であれば申請でき、認められると退職の翌日から最長36か月、職場加入者の資格を保ち、退職前に本人が払っていた水準の保険料を払います。申請は、地域加入者になった後に初めて請求された地域保険料の納付期限から2か月が過ぎる前までに公団に行う必要があります。ただし地域の保険料のほうが少ない人には有利でないので、二つの金額を比べてから決めてください。家族に被扶養者の要件を満たせる職場加入者がいれば、そちらがまず検討すべき選択肢かもしれません。失業給付の申請とは別の手続きです。

よくある状況2:フリーランスで保険料が遅れて上がる

フリーランスや自営業者として働くと、地域加入者になることが多いです。地域保険料の所得部分は国税庁に申告された所得資料をもとにしますが、総合所得税の申告は翌年5月に行われ、その資料が毎年決まった時期に保険料へ反映されるため、所得が増えた年と保険料が上がる時期の間にずれが生じます。逆に仕事が減って所得が大きく落ちたのに、以前の所得を基準に保険料が出ることもあります。そうしたときは廃業や契約終了の事実、所得の減少を証明する書類を出して保険料の調整を申請できる制度があるので、公団に問い合わせてみてください。フリーランスが会社勤めの家族の被扶養者のままでいて、所得が基準を超えたことで地域加入者に切り替わるケースもよくあります。総合所得税の申告内容が健康保険料にもつながることを覚えておくと、翌年の支出を計画しやすくなります。

限界と注意

この記事は韓国の健康保険料の仕組みを理解するための一般的な情報です。健康保険料率7.19%と長期療養保険料率0.9448%は2026年基準で、報酬以外の所得と被扶養者の所得基準、財産の基本控除、任意継続加入の要件も執筆時点の制度を示したものです。料率、上限・下限、基準額、反映時期は毎年変わりうるので、国民健康保険公団と保健福祉部の公式の案内で確認してください。例の報酬と所得は計算方法を示すための仮定で、実際の請求額は端数処理や所得の種類ごとの反映方法によって違うことがあります。所得の申告に関することは税理士に相談してください。この記事は法律・税務の助言ではなく、個別の事情は公団の相談で確かめるのが最も確実です。法令の原文は法制処の国家法令情報センターで確認できます。

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